脳梗塞は原因を知って解決|悪化を防ぐために必要なこと

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先天的な脳血管異常

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症状と危険性

脳の血管に異常が生じる疾患を脳動静脈奇形と言います。これは妊娠初期の胎児に起こる先天性疾患で、実際に症状が現れるのは成人になってからとなります。脳動静脈奇形とは、通常枝分かれして毛細血管になるはずの動脈が、異常な状態で静脈と直接繋がってしまうものです。動脈と静脈の異常吻合部分にはナイダスと呼ばれる血管の塊が認められます。ナイダスが少しずつ大きくなることで周りの組織を圧迫したり、ナイダス自体が破裂するといった状況が生じます。脳動静脈奇形で最もよく見られる症状は、クモ膜下出血や脳内出血によって生じる症状になります。クモ膜下出血では、頭を殴られたような激しい頭痛や嘔吐などが起こります。脳内出血では片麻痺、言語障害、視野障害などが起こります。また、どちらの場合も意識障害が起こることがあります。

検査の重要性

脳動静脈奇形は10万人に1人に起こる稀な病気です。後天性の脳血管疾患に比べて、患者の年齢が若いのが特徴になります。また、遺伝性はないとされています。脳動静脈奇形は先天性の疾患なので、予防法がありません。なので、定期的な検査が最も有効だとされています。ナイダスがまだ小さいうちに発見されれば治療の負担も少なく済み、予後も良好となります。ナイダスが破れてしまうと出血が起こるため、急激に症状が悪化することになります。脳動静脈奇形を検査するには、CT、MRI、脳血管撮影などが用いられます。頭痛やてんかん発作が起きた際にはこれらの検査を受けることが推奨されています。また、交通事故などで外傷を受けた際の検査で、偶然発見される例もあります。